作業服を機能で選ぶ方法

現場出入口に立つ作業員たち

自分の作業現場に合った作業服は選べるようにするためには、種類によって様々な機能が備わっているため、すぐに満足のいく服を選ぶことは難しく、手間のかかる作業です。自分にピッタリの最適な作業服を見つけるためには、まず作業服を着る作業現場の環境がどのような機能が必要なのかを知ることが重要になるからです。今回は作業服を機能で選ぶ方法についてご紹介します。

環境に合わせた機能を選ぶためにチェックするポイント

着る時間帯
着る時間帯が日中なのか夜なのかを把握しておきます。
作業場所
作業現場が室内なのか屋外なのかを把握しておきます。
作業現場の気温状態
その日の作業現場の場所の気温を把握しておきます。

上記のチェックポイントを知っておくことで、その日の気温が低めのようであれば素材集めの作業服と一緒にアウターを着る、室内なら室内用の作業服を着る、といったように作業服を選ぶ際に重要な機能が見えてきます。そのため、情報がなにもない状況で作業服を選ぶよりは、こうした気温状態を知っておいたほうが各段に自分に合った作業服が探しやすくなります。

機能の種類

作業服を選ぶ方法として環境に合わせて機能を選び方を説明しましたが、実際にどのような機能があるのかよくわからない方が多いかと思います。機能や加工の種類を前もって知っておけば、お店や通販サイトなどで作業服を選ぶときに、お目当ての商品が見つかりやすくなります。これらの機能の特徴をおさえておきましょう。

帯電防止加工
帯電防止加工とは、基本的に静電気を発生しにくくする加工です。衣類によっては帯電しやすくなるため、それを抑えて和らげる効果があります。静電気が発生すると困る現場では必須の機能といえます。
ストレッチ素材
ストレッチ素材の作業服は、伸縮性がある素材を使っているためよく動くハードな作業現場で使われます。また、運んだり、しゃがんだりと動き回る際に硬めの素材の作業服だとストレスを感じやすくなるため、ストレッチ素材を使うことでそうした課題を解決できます。
制菌加工
制菌加工は、衣類に付いた菌の繁殖を防ぐための加工がされています。そのため、清潔感を保つことが必要とされる職場では、このような作業服を選んで作業をしたほうがいいでしょう。
防汚加工
防汚加工は、服の繊維に樹脂などで埋め込むことで、汚れが繊維に入り込まないようにする加工です。汚れが服につきやすい作業現場の場合は、ついた汚れが落ちないままどんどん汚れてしまい、服の持ちが悪くなってしまいます。防汚加工されている作業服であれば汚れづらく、洗えばすぐに落ちやすいので清潔を保つことができます。
撥水・防水加工
撥水加工は作業服についた水をはじく加工のことで、防水加工は水が内側まで染み込まないようになります。雨の時に屋外で作業したときにも衣服への水の浸透を防ぐ効果があるため、すぐに体は冷えないのと、水を吸って重くなることもないです。
防炎加工
綿やポリエステルなどの素材は燃えやすい素材は燃えやすい素材です。火を取り扱う作業現場では、それらの素材ではなく、素材の耐熱性が高い防炎加工がほどこされている作業服を選ぶようにしましょう。
防寒加工
寒さの中で作業をすることが多い人は蓄熱・保温加工がされた作業服がおすすめです。体が発した熱を蓄えることができて太陽光エネルギーを熱エネルギーに変換したりできる素材を織り込んでいるので、寒さに耐えながら熱を保つことができます。

まとめ

作業服を機能で選ぶ方法をご紹介しました。これであなたも立派なワーカー仲間入りができる最低限の知識が身につきました。機会があれば直接お店に行って触ってみてください。